今や昆虫にもホテルがいるみたいなんです


インセクトホテルデザイン1

これはいったい何だと思いますか?
ノアの箱舟の植物保管庫?それともただの園芸資材置き場?

こちらは2010年イギリスにて開かれた国際生物多様性年とロンドンの建築フェスティバルの合同コンペで優勝したArup Associatesがデザインしたインセクトホテルです。
このインセクトホテルとはバグホテルともいわれ、「Insect=昆虫」のホテルなんです。

インセクトホテルデザイン2

なんで昆虫のためのホテルなんて?
せっかくきれいなガーデニングに害虫を?
と思ってしまいますね。
私たちにとって昆虫にも害虫となる虫から益虫となる虫まで様々な虫がいます。
今まではそれらをすべて農薬などによって寄せ付けなくしていました。
するとその結果どうでしょう。
虫を排除すればするほど、農薬は有害性を持ち、自然環境のバランスが崩れてしまうという問題が出るようになりました。
こうした問題の解決方法として、このインセクトホテルというアイデアが生まれました。

インセクトホテルデザイン3

こうして様々な昆虫を呼び寄せることで、確かにガーデニングや農業にとって有害な昆虫が寄ってきます。
ですが、それと同時にその昆虫を捕食する昆虫(この場合は益虫になりますね)やそれを捕食する鳥たちも集まってきます。
このように自然界の生態系を再構築してより自然に近い状態で植物を育てることができるというわけです。
日本の自然栽培と同じような考え方ですね。

Insect hotel [Arup Associates]