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自分だけのオシャレな鉢をコンクリートで作りたい!
雑貨屋さんやホームセンターに行けばたくさんの植木鉢がところ狭しと売られていますよね。
でも、なかなか自分の好みに合ったプランターが見つからない。
そんなときは、自分でセメントを使ったプランターをDIYしてみてはいかかでしょう。
そもそもセメント、コンクリート、モルタルとは
セメントとは灰色の粉末でできた接着剤のことで、そこに加える砂や砂利の配合の違いでコンクリートやモルタルに分けられます。一般的に、
「コンクリート」とは、セメント・砂・砂利を配合します。
「モルタル」とは、セメント・砂を配合します。
今回のプランター作りでは表面が細かに仕上がり、コンクリートよりも綺麗に見えるモルタルを使用します。
これ以降の説明では「モルタル」に統一してご紹介しますので、コンクリートを使用する方は、以下の「モルタル」を「コンクリート」に置き換えてお読みください。
※作成するプランターが大きい場合、モルタルではひび割れを起こす場合がありますので、その場合はコンクリートを使用するようにしましょう。
ミニプランターのDIY手順
必要な材料は、
- セメント(ホームセンターで売っているもの)
- 砂(こちらもホームセンターで購入可能)
- 砂利(こちらもホームセンターで購入可能。コンクリートを作る際には必要)
- 水(モルタル作りで混ぜるため)
- プラスチック製のカップを大小2種類
- ブラシ(仕上げの磨きに使います)
※ホームセンターによってはセメント、砂、砂利をすでに混合した商品も売られています。これなら混ぜる比率を考えず水を加えるだけでコンクリートができますのでこちらを利用するのも良いでしょう。
モルタルの詳しい作り方はこちら [セメントと砂を練ってコンクリ-ト(というかモルタル)を作ってみよう]を参考にしてください。
上の動画では工事現場向けのため大量のモルタル作りになっていますが、この作り方を基本として必要な量のモルタルを作りましょう。
上の作り方でモルタルが出来上がったら、プラスチック容器の大きい方にそのモルタルを埋めていきます。
次にプランターとして土を入れるための穴を作ります。
プラスチック容器の小さいほうをモルタルの上からグリグリと押さえつけて土を入れるための穴を掘っていきます。
※グリグリしすぎて底まで貫通させないように!
注意点
ここでの注意点は、プラスチック容器(大)へ流し込む時のモルタルの量を8割くらいに抑えることです。
満タンに入れてしまうと、プラスチック容器(小)をグリグリ埋め込む時にあふれ出してしまう恐れがあります。
次に、完成した時のプランターの厚みにも注意しましょう。
プラスチック容器の(大)と(小)の差が少ないと、完成した時にプランターの厚みが薄くなります。
厚みが薄いとモルタルのプランターは割れやすいので、なるべく厚みが太くなるよう容器の差に注意して選ぶようにしましょう。
以上の注意点を参考に容器へモルタルを流し込んだら、固まるまで24時間~48時間待ちます。
最終仕上げ
モルタルが固まったのを確認したらプラスチック容器をモルタルからはがしていきます。
プラスチック製の容器なので、多少くっついていてもハサミで切ったり変形させながらはがせば、取り外すことができます。
モルタルの混合具合によっては表面に砂が残っていたり、角が尖ったりしていますので、ブラシでよく磨いて表面をきれいに仕上げましょう。
これで完成です。
既製品にはないコンクリート(モルタル)独特の個性
モルタルの砂の量や水との混ざり具合、容器に流し込んだ時の空気の抜き加減によって、モルタルが固まった時に表面にできる気泡の穴が、さまざまな表情を見せてくれます。
まさにオリジナル製品の良いところですね。
今回は底に排水用の穴を開けていませんので、サボテンなど水分のあまり必要としない多肉植物を入れるのが良いでしょう。
逆に言えば、モルタルを流し込む際に筒状に丸めた厚紙などで工夫して排水用の穴をあけておけば、多肉系以外の植物にも利用できます。
また、余ったモルタルでプランターの他にキャンドルを入れるホルダーを作るなど色々なアイデアで楽しめそうです。
コンクリートやモルタルは無機質なイメージがありますが、そこにサボテンなどの植物が入るとモダンでオシャレな印象になりますね。
さらに詳しい作り方は下記サイトをご覧ください。
Easy DIY Mini Concrete Planters Great For Succulents [urbangardensweb.com]