「グラフィティ」とは、スプレーなどを使って壁に書かれる落書きのことを言いますが、この「モスグラフィティ」はスプレーの代わりに苔を使って壁に絵を表現することをいいます。
通常のグラフィティは簡単に消すことができず、また有害な化学物質が含まれたスプレーを使うただの落書きなので良いイメージがありませんよね。
ですが、モスグラフィティなら簡単に取り除くことができ、しかも環境にやさしい成長する生きた絵=アートとして注目されています。
誰でも簡単にDIYすることができますので、今回はその作り方をご紹介します。
必要な材料は、
- 苔
- ブレンダ―(ミキサー)
- 砂糖
- バターミルク
- 水
- 容器
- 絵筆
砂糖やバターミルクを使うので食べ物のようですが、決して食べてはいけません。
ミキサーも安いものを購入するか、使わなくなった古いものを使うようにしましょう。
まずは、描きたい壁に下絵を描いていきます。
チョークなどを使って、フリーハンドやステンシル(型紙)で絵を描いていきましょう。
こちらのサイトではプロジェクターでデザインを投影させて描いています。
苔を一握り採取します。
お家の周りにある苔を見つけて、それを使用します。
大きな木陰の下や軒下など、よく探せば結構簡単に見つけられるとのこと。
苔についている土は水でよく洗い落とします。苔自体が水に流れてなくならないように気を付けながら、土はなるべくすべてなくなるよう丁寧に洗い落とすようにします。
ミキサーに綺麗になった苔と砂糖をスプーン2杯、バターミルクを1/2カップ加えます。
そしてサラサラになるまでミキサーを回します。
混ぜ具合によって水分が足らない場合は、適宜水を入れて調整してください。
蓋つきの容器にこの混合物を入れ、下書きをした壁にペイントしていきましょう。
1日おきくらいのペースで下絵に上塗りをするようにします。
その間、この混合物は蓋をして冷蔵庫で保存しておきます。
また、壁は定期的に霧吹きで水を吹きかけ、苔が乾燥しないよう注意しましょう。
一週間ほどで苔が成長しだし、1か月もすれば完璧なアートとして出来上がるようです。
注意点としては、モスグラフィティを描く壁は長時間直射日光が当らない場所を選ぶようにしましょう。まったく日の光が届かない場所も問題ですが、苔が良く生えている場所と同じ環境の壁を選べば良いようです。
モスグラフィティのデザインが飽きた、失敗したなどで苔を落としたい場合、削り取っただけでは完全に除去したとはいえません。
そこに残った小さな苔が再び増殖してしまうようです。
完全に苔を除去するために最も効果的な方法は、ライムジュースをスプレーすることのようです。
これで削除すればまた新しいデザインを書き上げることができるようです。
デザイン次第でこんなに素敵な苔のアートができあがります。
お家の壁だけでなく、レンガの壁でできた喫茶店、ガーデニングのお店や苔などを扱う園芸店の壁でこんな素敵な苔のロゴがあれば思わず立ち寄ってしまいそうになりますね。
作り方の詳しい方法は下記サイトをご覧ください。
How to make moss graffiti [apartmenttherapy.com]
How to Make Moss Graffiti – The Step by Step “Grow” Guide [stencilrevolution.com]