アフリカで広がりつつあるキーホールガーデン
アフリカのような高温で乾燥した地域は、当然のことながら植物が育ちにくい環境です。その植物が育たないということは、食糧が不足し、子供から大人まで充分に栄養を摂取することができません。
そうした環境のなかでも、効率よく最小限のエネルギーで植物を育てられるということで注目されているのが、このキーホールガーデン(Keyhole garden)です。
そもそもキーホールガーデンって?
キーホールガーデンとは、このガーデニングを上から見下ろした時に見える形がキーホール(Key hole)つまり「鍵穴」に見えるところからこの名前になっています。
この形にするもっとも重要な要素は、キーホールガーデンの中心部にコンポスト(生ごみを微生物などによって分解した植物の肥料)を作るようにし、簡単にその中心部へ行けるようにしていることです。
こうすることで、栽培、収穫、調理、破棄、そしてまた栽培、、、と無駄なく繰り返しリサイクルできるエコを考えたガーデニングとなっているのです。
これなら日差しや温度を考えたスパイラルガーデンと合わせた応用もできそうですね。
世界中に広がっています
上の画像はルワンダで実践しているキーホールガーデン。
こちらは、学生たちがキーホールガーデンを実際に作っているところです。
こうやって各地域から集まった学生たちが実践的に学ぶことで、卒業したあとに自分たちの村や地域に戻ってこのキーホールガーデンを広めます。
恵まれた環境にある私たちは趣味としてキーホールガーデンを実践できますが、場所が変わればいまだに目の前にある食糧不足をどうにか解消するためにとキーホールガーデンを実践しているところもあるんですね。
How to Make a Keyhole Garden [gardeningchannel.com]
Keyhole Gardens [inspirationgreen.com]
How To & Why You Should Build a Keyhole Garden [growrealfood.com]